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宮川町種蔵の棚田保全とCo2削減に向けた連携協定を締結しました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年11月21日更新

11月20日(水曜日) 市役所

岐阜県信用農業協同組合連合会と飛騨市が、宮川町種蔵地区の棚田のある景観を守る取り組みについて「飛騨市ふるさと種蔵村棚田保全活動における連携協力に関する協定」を締結しました。

飛騨市では、住民の減少や高齢化などで宮川町種蔵地区の棚田や板倉のある美しい風景の維持が困難になってきています。現在は、地域外に在住する同地域のファンの皆さんに「村民」となっていただき、草刈りや石積みの補修といった景観維持作業や、地域を盛り上げる活動などに参加していただく「飛騨市ふるさと種蔵村」を立ち上げています。

令和4年度から同連合会の皆さんにも、この景観保全活動への参加や企業版ふるさと納税での寄附など多大な支援をいただいています。今回は、「飛騨市ふるさと種蔵村」の活動で同地域を訪れる場合、参加者は遠方から自家用車などで訪れるケースが多く、Co2を排出しがちな傾向にあるため、活動にカーボンオフセットを導入してはと同連合会から提案をいただきました。これを受け、飛騨市でも取り組みを推進することを決定。(1)景観保全活動に関する支援・協力(2)脱炭素など環境に配慮した取り組みに関する支援・協力、を行うことを内容とした協定締結に至ったものです。

カーボンオフセットは、企業や団体、自治体などが排出するCo2などの温室効果ガスについて、自ら努力しても削減しきれない分を、たくさん削減できている他の企業や団体、自治体が発行する「カーボンクレジット」を購入することで相殺し、温室効果ガスの排出量の実質ゼロを目指す仕組み。今回は、同連合会からいただいた企業版ふるさと納税の一部を活用し、市が岐阜県森林公社からカーボンクレジットを購入。「飛騨市ふるさと種蔵村」での活動によって排出されると考えられる年間20トンほどのCo2を実質ゼロにするという取り組みになります。

協定書を交わした都竹市長は「この取り組みで、また皆さんが安心して来ていただけるのではないか。大変ユニークで面白い取り組み。これまでとはまた違った企業版ふるさと納税の使い方にもなった。同地域の保全活動も考え直す時期にきている中、こうしたご支援は大変心強く励みになります」と謝辞を述べました。
同連合会の野津博和代表理事理事長は「棚田は米を作るというだけでなく、地域の景観、水資源の確保、生物の多様性などSDGsに深い関わりがあります。棚田の保全活動を引き続き支援し、種蔵村の持続的な発展の一助となれるように頑張っていきたい」とあいさつしました。

当日の様子

協定の様子
協定の様子

 

協定の様子

協定の様子

協定の様子

​​​協定の様子

協定の様子​​