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第17回飛騨市暴力追放大会が開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年11月25日更新

11月21日(木曜日) 市役所

暴力団を排除して明るく平穏な社会の恒久化を目指そうと、官民一体となって活動する飛騨市暴力追放推進協議会が、今回で17回目となる「飛騨市暴力追放大会」を開催しました。

当日は、同協議会の会長を務める都竹市長をはじめ、顧問の二村真人飛騨警察署長など約40人が出席。都竹市長は「飛騨市内においては、暴力団が介入する事案は確認されていませんが、数千万円単位の特殊詐欺の事案なども発生しています。不当要求も含めてこうした事案は、知識があって対応を身につけていればきちんと対処できます。講演などを聞いて、自分たちの身の回りの危機に対応できる知識をしっかり得て広めることが、安全安心なまちをつくる基本になるのでは」などとあいさつしました。

この日は、元岐阜県警察官で、現在は岐阜県暴力追放推進センターの専務理事として暴力団排除や被害者救済の活動を行っている森泉さんを招き、「不当要求に立ち向かうための心得」と題した講演会が開かれました。

森さんは、不当な要求に対しては安易に受け入れてしまうのではなく、ていねいに話を聞くなどきちんとした段階を踏み、話し合いの余地がないと判断した場合は気持ちを切り替え、自らの正当性を証明できるような対策や必要な手順を行った上で「排除」するのが基本的な考え方だと強調しました。

会話の中で相手が怒鳴るのを止めた場合や止めない場合、電話でのクレームなど具体的なケースを想定しながら、言葉づかいなどを細かくアドバイス。ミスへの対処や説明責任を果たすこと、相手の要求が適正かどうかなども注意しながら十分な話し合いをした上で、対応できない部分ははっきりと拒否し、必要以上に絡まれる場合には対応終了宣言、退去命令や退去要請、110番通報を行い、毅然とした態度で対応すべきと呼びかけました。
相手の家に来るように要請された場合のリスクは非常に高いため、場合によっては警察官に同行してもらうなど万全の体制でのぞむ必要があること、相手に寄り添う言葉をつかうことで不用意に激高させないコツなども指導。「わが身に降りかかった不当な要求を、ましてや怒鳴り声を我慢して拒絶することなく受け入れてしまっては、たとえどんなに立派な対応策や要領があったとしても機能しない。絶対に排除できるし、しなければいけないという強い気持ちを持って、周りにも浸透させていただき、不幸な犠牲者を生まないようにしていただきたい」と訴えました。

最後に、暴力団を恐れない・金を出さない・利用しない・交際しないなどとする大会宣言の朗読があり、採択されました。

当日の様子

大会の様子
大会の様子

 

大会の様子

大会の様子

大会の様子

​​​大会の様子

大会の様子

​​大会の様子​​​