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古川中学校で「職場体験シンポジウム」が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年11月28日更新

11月27日(水曜日) 古川中学校

9月下旬に職場体験を行った古川中学校2年生と、生徒らを受け入れた企業や各種団体の皆さんを招いて意見を交換する「職場体験シンポジウム」が同校で開かれました。

生徒らは、実際に事業所や店舗を訪れて仕事を体験し、新たな気づきを得たり、将来へ向けた思いを新たにしたところです。今回は、生徒らがお世話になった38社のうち12社の代表者や担当者の皆さんが来校。日ごろの現場での取り組みや思いなどを話していただき、生徒と意見を交換したり質問に答えていただいたりする中で、生徒らに働くことの意義を学んでもらい、自分の好きなことや得意なことを通じて社会に貢献する活動「古川中マイプロ」へ向けての意欲を高めてもらおうと開催されました。

当日は、生徒が4~5人ずつのグループに分かれ、そこに受け入れ企業の皆さんに参加いただき、対面で話し合いました。生徒らは最初に職場体験で得た具体的な気づきや学び、大変だと感じた出来事などについて発表。その後、社会人の皆さんに「仕事で一番大変だったことは何ですか?」「辞めたいと思ったことは無いですか?」「やりがいは何ですか?」などと熱心に質問しました。

(株)柳組の柳憲嗣社長は、自身の仕事への向き合い方ややりがいなどについて話しました。「好きな仕事は普通にできるけど、苦手だったり嫌な業務もあって後回しにしがち。でも、それも業務の1つで、やり終えなければ仕事は先へ進まない。感情をコントロールして優先順位を付けてこなしていかなければ。それは勉強も部活も、社会に出てからも同じだよ」「約束を守るということを、ずっと継続していくのは大変なこと。でも、それを続けていくことで信頼が生まれるんだよ」「目指す目的がはっきり定まれば、それに向けた目標もでき、努力できるようになるよ」などとアドバイス。話を聞いた小倉祢音さんは「いろんな仕事の中で、自分がやりたいことに向かって取り組むことの大切さについて学ぶことができました」「古川小学校での職場体験では年下の子どもと関わって、いろんな人との関わりの楽しさを知ることができました」などと感想を話しました。

飛騨市観光協会で職場体験をしたという井下楓茄さんは「今日は、これからやると良いことや将来就職する時に気を付けた方が良いこと、笑顔や勉強も大事だけど相手と話すことがどの仕事でも大切なんだということが聞けました。私はまだやりたい仕事はないんですが、講師の方から『高校からの流れで就職した』という話も聞けて、そういう生き方もあるんだなと視野を広げることができました」と話しました。

この日、講師を務めた増島保育園の洞口ひとみ園長は「中学生の皆さんはとてもしっかりしていて、地域貢献への意欲もあり、働くことへの意義も感じているなと思いました。『職場体験をしたら脳が疲れた』と話す生徒さんもいて、相手の気持ちやいろんなことを考えて一生懸命やったことがよく分かる表現でした。将来はまだ決まっていなくても、いろんな体験を通して自分の可能性や、飛騨の中にも職業はいっぱいあると感じられたようで、将来ぜひ飛騨の役に立っていただけるといいですね」と目を細めていました。

当日の様子

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子シンポジウムの様子
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

シンポジウムの様子