12月7日(土曜日) 飛騨古川まつり会館
ドローンによる空中撮影を交えながら飛騨市の魅力を表現した映像の出来栄えを競う「第4回飛騨市空撮コンテスト」の上映会と審査会が、飛騨古川まつり会館内の4Kシアターで行われました。
市が進めているドローン活用事業の一環で行っているもの。寄せられた動画は市のイベントで活用したり、動画サイトに掲載するなどして市のPRに広く活用されます。
今回のテーマは「山と人が織りなす風景」。例年は市の魅力を3分以内の動画にまとめ、そのうち半分以上を空撮映像にすることが条件でしたが、今回はSNSなどに投稿することも視野に入れ、実験的に条件を「1分以内」「そのうち30%以上を空撮すること」と大幅に変更して行いました。
今回は、東京都や石川県など市内外から8作品の応募がありました。上映前に作者がそれぞれ作品の見どころやアピールポイントを紹介した後、作品を上映。宮川町種蔵地区の美しい景観などを撮影した作品や、登山道の整備の様子を撮影するなど工夫した作品、神岡城や薬草文化をナレーションも交えながら紹介する作品など、思い思いの角度から飛騨市の魅力を紹介する作品が寄せられました。
空撮映像作家の斎藤三佳さんを審査員長に迎え、都竹市長など5人の審査員と一般参加者による審査で各賞の受賞作が選ばれました。最優秀賞には東京都のチーム「DaX(DroneAssociates X)」さんによる『高まる飛騨の魅力』が選ばれました。電話で審査結果を受けたDaXさんは「10月に結成したばかりで未熟なチームだったんですが、飛騨市の情報を伝えようと3人で知恵をふり絞って作った作品でしたので、皆さんに評価していただいて本当に嬉しいです。これからもっと飛騨市の魅力を伝えられたら」と喜びの声を寄せました。
全体講評に立った斎藤さんは「皆さんの技術が年々上がっていて、正直私が求めるレベルも上がってしまっているんですが、そんな期待に応えてくれる作品がたくさんありました。また、何度も見ている飛騨の自然の豊かさ、美しさですが、今回また違った視点で魅力を発見できる作品もたくさんありました」などと話し、作者の労をねぎらいました。
都竹市長は「1分間でどれだけ表現できるのかと、すごく難しいなあと思いながら見させていただきましたが、皆さん本当に見事にまとめられていて水準の高さを感じました。年々レベルが上がっていて来年も楽しみ。今回参加された皆さんもまた参加していただき、さらに腕を上げた作品を見せてくださるのを楽しみにしています」とエールを送りました。
今回の他の受賞作品は次の通りです。
【優秀賞】
『自分だけのニュートリノ探してみませんか?』映像制作コミュニティTEAM Magnet(東京都)
【優秀賞】&【審査員長賞】
『山が見守る町』渡邉光雄さん(愛知県)
【市長賞】
『広葉樹のまち「飛騨市」』株式会社相和コンサルタント・田中正史さん(飛騨市)