12月14日(土曜日) 飛騨市文化交流センター
市民の生涯学習の学びの場である「飛騨市民カレッジ」の特別講座として、数多くのテレビ番組への出演や著書などで知られる名城大学教授で東京科学大学特命教授のジャーナリスト、池上彰さんを招いた講演会が開催されました。
普段はなかなか会うことのできない著名人を招いて行う講座で、今年は飛騨市制20周年記念事業の一環として行われました。講演会を前に登壇した都竹市長は「池上さんは、いろんな時事問題やニュースをとても分かりやすくお伝えになる稀有な能力をお持ちの方。今日は合併20年の節目ということで、これを機会に時代や世界を見る力を市民の皆さんに学んでいただきたいと企画しました。楽しんでお聞きください」などとあいさつしました。
池上さんは「ニュースから世界を見る」の演題で講演しました。世界で起きている紛争、宗教や政治の問題を分かりやすく解説しながら、それらの問題が巡りめぐって日本の政治や経済にもつながってくると指摘。会場からの質問にも答えながら、情報収集のコツや情報を精査することの大切さなどを説明しました。
講演を聞いた古川町の岡部勲さんは「私たちは井の中の蛙みたいで、もっと世界を知りたいと考えています。先生のお話は非常によく分かって、もっともっと世界に対して関心を持ちたいと思いました。経済も宗教も、その歴史をもう一回振り返りながら改めて勉強してみたいです」と感想を話していました。