12月21日(土曜日)飛騨古川ドローンサーキット
物流など、さまざまな分野で利用されているドローンの認知度向上のため、一般市民向けの操縦体験会が古川町杉崎の室内レース場で開かれました。
近年、物流やドローンタクシーの開発などドローンに関するニュースを目にする機会が増えました。ドローンに関しては国も活用を勧めており、以前のように趣味の枠を超え、農林業や運送業などでも活用されるようになりました。
この日は飛騨市ドローンコミュニティー「ヒダソラ」(会員15人)に所属する技術者3人が講師となり、初心者でも扱いやすい小型の機体を使って実際に飛ばしました。体験会は2度行われ、合わせて9人が参加しました。
最初は通常モデルの小型ドローンを使って操縦を体験。慣れてきたところでFpv(First Person View)と呼ばれるドローンを使って高度な操作方法を学びました。参加者は特殊なゴーグルを使って宙を飛ぶドローンがとらえた映像を眺めながら、コントローラーを操作していました。
体験会の後、災害時などに物資を送り届ける運搬用のフライカートと呼ばれるドローンも見学しました。
参加者からは「実際に操縦を体験することでよりドローンに興味が沸きました。楽しかったです」「以前からFpvが欲しくて、買う前に操作してみたかった。いい機会に巡り会えました」「初めて体験しました。自分にもできそうなので、空撮にチャレンジしたいと思います」などと感想が聞かれました。
河合町の畜産農家を営む大下哲矢さんは「ゴーグルをつけると、鳥のように宙を飛んでいるかと錯覚してしまい、面白かった。飼育している牛の見守りに利用できるといいですね」と話していました。
講師を務めた山崎裕考さんは「ゴーグルをつけると、最初は距離感が分かりづらいですが、慣れると狭くて迷路のようなコースも自由に飛ばせます」などとお手本を見せながら、初心者にも丁寧に指導されていました。