12月27日(金曜日) 市役所
8月25日から6日間にわたり兵庫県の明石トーカロ球場などで行われた第69回全国高等学校軟式野球選手権大会で、3年連続13回目の全国大会優勝を果たした中京高等学校軟式野球部に所属する古川中学校出身の田口天照選手(2年)と内野歩選手(2年)が市役所を訪れ、都竹市長に優勝を報告しました。
同部は県大会、東海大会を危なげなく制して全国へ。全国では接戦も経験しましたが順調に決勝へコマを進め、宮城県の仙台商業高校と対戦しました。試合では田口選手が、ボールをグラウンドにたたきつけるように打って大きく弾ませる同校伝統の打撃術「たたき」を決めるなどして2対0で勝利。史上初となる2回目の3連覇を達成しました。
2人は古川クラブスポーツ少年団(軟式野球)、古川中学校野球部、そして同部と小中高にわたって一緒に野球を続けてきた同士。現在も同じ寮で生活をともにし、切磋琢磨の毎日を送っています。
田口選手は昨年に続きレギュラーとして出場。一塁手として活躍しました。今年の試合を振り返り、「全国ではレベルの高いピッチャーばかりなので『たたき』などの技術がないと、なかなか勝ち進めないです。『たたき』を読まれて極端な前進守備を敷かれたこともありました。決勝では『たたき』で点を取って、自分らしい野球、中京の野球で勝ちました」と胸を張りました。また、「来年は史上初の4連覇が自分たちの代にかかっているので、絶対に成し遂げたいです。これまで以上にプレッシャーがかかってくる試合が多くなるので、練習の積み重ねで押し切りたいです」と抱負を語りました。
内野選手は今回、ピッチャーとしてベンチ入り。「今年も優勝できて良かったですし、嬉しかったです。ただ、自分は試合に出ることはできなかったので、来年は試合に出てチームに貢献できるように頑張りたいです」「エースを目指したいですし、今回日本一になったピッチャーを超えられるように頑張っていきたいです」と意気込みを語りました。
今後について問われ、田口選手は「僕は進学を考えています。野球を続けるかはまだ考えていません」、内野選手は「僕は就職を考えていて、社会人として軟式野球を続けたいです」と話していました。
都竹市長はお祝いの言葉を述べ、「本当に素晴らしいですね。これも努力の賜物。来年もまた2人でここへ報告に来てよ」「来年夏の大会を勝てるように頑張って。努力なくして良い成績は無いです。怪我のないよう体をしっかり鍛えて」などとエールを送りました。