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飛騨古川三寺まいりが行われました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年1月17日更新

1月15日(水曜日) 古川町市街地

浄土真宗の宗祖とされる親鸞聖人の遺徳をしのび、毎年、その命日の前日にあたる1月15日に古川町市街地の円光寺、真宗寺、本光寺の3寺院を参拝する伝統行事「飛騨古川三寺まいり」が行われました。それぞれのお寺では、寄進された大ろうそくに灯がともされ、読経が行われました。

この日は、時おり雪が激しく降る寒い一日となりましたが、各寺院の本堂前には年配の人や家族連れなど老若男女が大勢訪れて行列ができ、神妙な面持ちで手を合わせていました。

明治・大正期に長野県の製糸工場に働きに出た女性が帰省し、着飾って参拝するようになり、男女の出会いの場にもなっていたことを受け、近年では「縁結び」の行事としてもPRされ、広く知られるようになりました。

まつり広場では大雪像ろうそくの点灯式も行われ、飛騨市観光協会の渡邉隆会長や都竹市長、飛騨市観光プロモーション大使の永田薫さんらが出席しました。渡邉会長は三寺まいりの歴史などにふれながら「縁結びがかなうお参りとして全国に知れ渡るようになりました。今日は門前市や千本ろうそく、灯ろう流しも今まで以上にパワフルに行いますので楽しんでいってください」とあいさつ。都竹市長は「ぜひ数珠を持ってお参りを。できれば本堂にあがって、心静かに自分に向き合ってお参りいただければ」などと呼びかけました。

三寺をつなぐ道には高さ2mほどの大きな雪像ろうそくがずらりと並びました。瀬戸川沿いでは多くの人が千本ろうそくに灯をつけて手を合わせたり、良縁成就を願う灯ろうを流すなど、幻想的な雰囲気に包まれていました。まつり広場周辺では門前市も開かれ、にぎわいをみせました。

和装モデルの皆さんも会場に華を添え、大勢の人がカメラを向けました。和装モデルとして参加した名古屋市の黒川花穂さんは「伝統的な催しのモデルとして参加できて光栄です。古川には初めて来ましたが、寒さと雪の多さに驚きました。今日はカメラマンの皆さんがいっぱいみえるので、皆さんの素敵な思い出の一部になれるよう頑張ります」と意気込みを述べました。
黒川さんに誘われて和装モデルに参加したという名古屋市の北崎愛梨さんは「雪で真っ白な景色と、ろうそくの清らかな灯が印象的で、いろんなわだかまりなどが払拭され、心が浄化されるようです。この催しが今後も長く続いていけるように協力させていただきます」と話していました。

当日の様子

三寺参りの様子


三寺参りの様子


三寺参りの様子

三寺参りの様子

三寺参りの様子

三寺参りの様子

​​​​​三寺参りの様子

三寺参りの様子​​

三寺参りの様子

​​​三寺参りの様子