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厚生労働大臣最優秀賞受賞を受け、減塩の取り組みの報告会

印刷用ページを表示する掲載日:2025年1月23日更新

1月21日(火曜日) ハートピア古川

厚生労働省およびスポーツ庁による「第13回健康寿命をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野で、飛騨市が厚生労働大臣最優秀賞を受賞したことを受け、関係者や協力者らを招いた報告会が開かれました。

この賞は、健康増進や生活習慣病予防、介護予防などの推進について優れた取り組みを行い、他の模範となる企業や団体、自治体などを表彰するもの。今回は、同分野に対して全国から応募のあった113件の中から有識者による書類選考やプレゼンテーション審査を経て、飛騨市の取り組みが高く評価されました。

飛騨市が取り組んだのは「今日も『まめなかな!』減塩食品・料理の普及活動による食環境整備2019-2024~地元企業での減塩中華そば開発と導入に至るまで~」。プレゼンでは、平成30年の特定健診で「Ⅱ度以上高血圧者」の割合が県内42市町村でワースト1位となったり、令和3年の尿中塩分測定で10グラムを超える人の割合が38%を超えた結果などを踏まえ、市民全体の減塩が必要だと判断。スマートミールなど減塩メニューの開発や提供に取り組む「飲食業」、減塩食品の販売などに協力する「小売業」、減塩中華そばの製品開発・提供に取り組む「製造業」など3つの業界企業との連携、書家の茂住菁邨さんの揮ごうによる書「減塩」を活用しての減塩PRなどを主に展開したことを紹介しました。

また、これらの取り組みにより、市内の高血圧や尿中塩分量をめぐる状況の改善、健康寿命の延伸、収集データから尿中塩分と収縮期血圧との関連性が判明するなどの成果があったことも発表しました。

この日は、減塩中華そばの開発に尽力した(有)老田屋の老田英司社長のメッセージの代読や、表彰式でのプレゼンテーションを紹介する動画の上映などがありました。また、飛騨市の取り組みに関して指導にあたった日本高血圧学会減塩・栄養委員会アドバイザーの野村善博さんもオンラインで講話。これまでの取り組みや成果について解説しながら、減塩中華そばの販売数の増加傾向にふれ「なぜ、これがふるさと納税の返礼品に入っていないのか。全国区になるチャンスなのに非常にもったいない」と指摘しました。

都竹市長は「皆さんが取り組んできた成果が高い評価を受けられたのは本当にうれしいこと。市民の皆さんの意識、関心が高まってきたのが非常に大きいと思います。今回の受賞をはずみにしながら取り組みを長く続け、塩分だけでなく、自分の体全体への関心を高め、市民の健康づくりにつなげていきたい」とあいさつしました。

飛騨市保健センター長の小洞尚子さんは「アワード受賞は、市民の皆さんや参加してくださった商店、企業の皆さんのご協力のおかげ」「飛騨市に住む皆さんが幸せに、健康になってくれることが望みです。受賞を糧に今後も保健活動を行っていきたい」と話しました。

当日の様子

報告会の様子


報告会の様子


報告会の様子

報告会の様子

報告会の様子

報告会の様子

​​​​​報告会の様子

報告会の様子

報告会の様子

報告会の様子​​​