1月21日(火曜日) 市役所
大手総合建設会社の鹿島建設(株)から「鉱都・神岡回廊構想推進事業」に対し、企業版ふるさと納税で多額の寄附をいただいたことを受け、飛騨市は同社に感謝状を贈りました。
鉱都・神岡回廊構想推進事業は、神岡鉱山に関わる資料などを展示している「鉱山資料館」をリニューアルして「鉱山のまち・神岡」の歴史を分かりやすく紹介する「(仮称)鉱都・ひだ神岡ミュージアム」として整備し、この施設を拠点として、カミオカラボや地下宇宙物理学研究を推進する「先端科学都市構想」、旧神岡鉄道廃線後の利活用を図る「ロストラインパーク構想」とからめて地域振興を図るものです。
同社とは、神岡町内で進んでいるハイパーカミオカンデ(HK)地下空洞掘削等工事に関連してご縁をいただき、今回の寄附につながりました。
贈呈式には、同社中部支店の秋田大次郎支店長や都竹市長らが出席。都竹市長から秋田支店長に感謝状を手渡しました。
都竹市長は「鉱山休坑から30年ほどが経ち、子どもたちも地元が鉱山の町だったことを知らなくなってきている現状があります。歴史を語り継いでいくためにも今、何かやらなければ。鉱山の中をよく知り、関わっていただいている鹿島建設さんからご寄附をたまわったのは大変嬉しいこと。今後も関心を寄せていただければ」とあいさつ。秋田支店長は「今回の寄附が、この地域の歴史を振り返ったり、観光や経済などいろいろな振興に少しでも役立てていただければ」と思いを語りました。
鉱山資料館のリニューアルについては、企業版ふるさと納税での寄附額の動向を見ながら事業を進めていく予定で、早ければ令和10年度の供用開始を目指すそうです。