1月27日(月曜日)あいらすの森
古川町の稲葉ユリ子さん(大正14年1月27日生まれ)が百歳を迎えられ、市から花束等を贈り、長寿をお祝いしました。
稲葉さんは古川町向町で生まれ、若い頃は電話交換手の仕事もされていたそうで、一通話3分だったと、記憶をたどってお話しされました。その後、弐之町へ嫁がれ、おうちが缶詰工場を経営されており手伝いもしながら、稲葉商店のお店をメインにやっておられたそう。稲葉商店は日本酒やビール、ウイスキーなどのお酒や果物、食料品まで幅広くスーパーのようなお店で、毎月お酒の在庫等を高山税務署へ報告する仕事があり、それが大変だったことを話されていました。
85歳でご主人が亡くなり一人暮らしを5年され、90歳であいらすの森に入居されています。稲葉さんはこの施設のはじめての入居者で、入居してから10年経っても、ご自身でお風呂掃除をしたり、一昨年までは銀行もタクシーで自分で行ってみえたそうです。
森脇施設長は「施設内の歩行も杖や歩行器などなしで歩けており元気に皆さんのまとめ役のような存在です」と話しました。ジグソーパズルを仲間と楽しみながら仲良くお話をされてみえ、「ここはいい人ばかりで本当にいいところ!ありがたいです」と終始笑顔で話していました。
この日は、亡くなられたご主人の兄妹や孫、親戚の方もお祝いに駆けつけ、遠方にいる娘さんさんからもお祝いが届き嬉しそうに抱きしめてみえました。利用者さんからは「おめでとう!お互い頑張ろうね!」と声をかけられ、私も続きます!と言われる方もみえ和やかで温かいお祝いの会となりました。