1月31日(金曜日) 市役所
住民票などの発行手続きが簡単にできる「書かない窓口」がスタートしました。これは、住民票の写しや印鑑登録証明書などを申請する際、紙とペンによる従来の手続きをデジタル化することで申請者の手間を省き、より便利で迅速なサービスを提供するため導入されたものです。
この日は、都竹市長による住民票発行のデモンストレーションが庁舎1階の窓口で行われました。応対した担当職員はマイナンバーカードや運転免許証などの身分証を確認した後、使用目的など簡単な聞き取りを行い、端末のタッチパネルを操作。後は画面の住所、氏名などを確認して指で署名して完了です。
都竹市長は「署名は苗字だけでも、平仮名もオッケー。申請書を書く手間が省けるのは画期的で、書き間違いによる書き直しもなく、高齢者や手続きに不慣れな方でも戸惑うことなく、安心して利用できます。今後も“書かない窓口”や“行かなくてもいい市役所”に取り組みたい」と話していました。
「書かない窓口」は既にいくつかの自治体が取り組んでいますが、飛騨市ではガバメントクラウドと呼ばれる政府が提供する自治体の標準システムを活用し、バックヤードの事務処理まで一貫して行うことができます。
このシステムを採用する自治体は県内初で、担当者は「業務の負担が減り、転記ミスもなくなるのでありがたい。将来的にはオンライン申請との連携を目指したいと思います」と話していました。なお、現在利用できるのは住民票と印鑑登録証明書、マイナンバーの継続利用申請ですが、たくさんの手続きが必要になる「お悔やみ」関係なども年内には移行できるよう検討しています。