2月4日(火曜日)いなか工芸館
河合小学校では河合町で生産されている伝統的な手漉き和紙で山中和紙で卒業証書を作成する行事が続いています。この日は、いなか工芸館にて河合小学校6年生の6名が卒業証書に使う山中和紙の紙漉きを行いました。
手漉き職人の柏木昭人さんの指導を受け、原料のコウゾとトロロアオイが混ざった液体を木枠に汲み込み、均等にならして紙を漉きました。各々好きなようにモミジや四つ葉のクローバーをあしらい、脱水したあと、金属板に貼り付けて乾燥させました。
児童たちは小学校生活6年間の思い出を楽しそうに話しながら、ツバキの葉でこすってしわを伸ばしたり、形を整えたりして完成させました。
完成した和紙には書道の先生が文字を書き、3月24日(月曜日)の卒業証書授与式で手渡されます。
児童の池田愛さんは「3・4年生の時に山中和紙について学んだことを活かしながら、自分だけの世界にひとつだけの和紙を頑張って作りました。1枚目は穴が空いてしまったけど、3枚目はうまくできました。春からは古川中学校に行くので、河合町のみんなにありがとうと頑張ってきますという思いです」と話していました。