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重さ30キロまで運べるドローンのデモ飛行を見学しました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年2月25日更新

2月20日(木曜日) 吉城建設業協会前駐車場

ドローンの普及や、市内事業者の皆さんの日々の業務にドローンを取り入れることで事業の効率化を図ってもらう契機にしようと、最新の物流用ドローンのデモンストレーション飛行と説明会が開かれました。

産業の効率化や人手不足の解消、作業の安全確保などを図るため近年、運搬用ドローンの導入に向けた試験や実装が進んできています。山林が多い飛騨市でも、林業での資材運搬や山小屋への食糧運搬などで活用が検討されているところです。

今回は、ドローンを用いた測量・点検や空撮などの業務を行っている古川町の(株)ドローンコンシェルジュの山崎裕考代表取締役を講師に招き、近年のドローンをめぐる状況や最新機種の特徴などを聞いたり、30キロの重量物を運ぶ性能を持つ「Dji Fly Cart 30」という大型の機体で24キロの重りをロープで吊って飛行するデモンストレーションを見学したりしました。

山崎さんは機体の概要を説明しながら、風速10mの風の中でも飛ばせること、飛ばしている場所の風速を手元のプロポでチェックできること、途中でドローンの動きが止まってしまっても条件付きでパラシュートを開いてゆっくり着陸させることが可能だと説明。近年は大幅に安全性が向上したり壊れにくくなっていると強調しました。

また、飛騨地域での具体的な使用例として害獣防止柵や登山道に使う枕木の運搬などをあげ、「ドローンは、山での作業のような人が疲れる作業を代わりにやったり、危険な作業で怪我をしないで済むようになる夢のような機械」「1回の費用は人手よりも高くなりますが、安全性や工期の大幅な短縮につながります」などと紹介しました。災害時の活用のメリットにもふれ、「ヘリの出動よりも早く飛ばすことができ、悪天候でも飛ばせるので、初動で役に立つのでは」とし、ヘリコプターとの役割分担が効果的と指摘しました。

当日は時おり強い風も吹き、雪が降りしきるような悪天候でしたが、実際に飛ばすことで産業用ドローンの高い性能を見極める良い機会になりました。一般市民の見学の他、吉城土木管理士会のAED使用講習会などに参加した皆さんも見学し、機体にさわったりデモ飛行を見て楽しんだりしました。
参加した神岡町の植田要助さんは「防災士の資格を持っているので孤立集落への資材の運搬とか、これからの農業への活用などに何かヒントがないかと興味があって見に来ました。安全性が高まって暴走しなくなったり、人に危害を加えるようなことが確実に無くなってくれば、使える範囲がかなり広がるのでは。送電線や索道のパイロットワイヤなどは高価なヘリでやっていましたが、ドローンを使うことでコストが安くなるのではと期待しています」などと感想を話しました。

当日の様子

見学の様子
見学の様子
見学の様子

見学の様子

見学の様子

見学の様子

見学の様子

見学の様子

​​​​見学の様子

見学の様子