2月21日(金曜日)市役所市長室
医師不足が深刻な地域医療を守ろうと設けられた岐阜大学医学部地域医療コースに神岡町の稲葉康浩さん(高山西高3)が合格し、都竹市長と飛騨市民病院の黒木嘉人院長がお祝いと励ましの言葉を贈りました。
地域医療コースは都市部への医師偏在が問題になる中、地域医療に貢献する学生を育てようと平成31年に県が設けた制度。市内からの合格者は昨年度に続き6人目で、地域枠で合格したのは神岡では初めてです。
稲葉さんは神岡で医院を開業していた故・稲葉昌久さんの御子息で、子どもの頃から父親の背中を眺め、中学生の時に医師になることを決意したそうです。
この日、稲葉さんは母親の佳代さんと市役所へ。出迎えた都竹市長と黒木院長から「合格おめでとうございます」「自信ありましたか」などと声を掛けられると笑顔で応え、記念品を受け取っていました。
この後、医師不足に悩む病院を取り巻く現状などに耳を傾けた後、黒木院長が「6年間しっかり勉強して視野を広げ、選ばれた人という自覚を持ち、将来の医療を背負って立つ人になってください」と激励。一方、都竹市長は「医療過疎が進む中、地域では若い力を必要としています。しっかり学び、地域の人たちから頼られる医師になってください」とエールを送りました。
稲葉さんは「大学ではしっかり医療について学び、地域医療への貢献を忘れずに励みたい。初志貫徹でがんばります」と応えていました。