2月22日(土曜日)神岡町・桜ヶ丘体育館
「全日本剣道選手権」元チャンピオンの近本巧さん(愛知県出身)による剣道講習会が開かれ、雪が舞う中、市内と高山市などから小学1~6年生のちびっ子剣士25人がおとずれ、裸足になって竹刀を元気よく振りました。
この講習会は神岡町の総合型地域スポーツクラブ・一般社団法人飛騨シューレが主催するもので、剣道の基本動作を学ぶだけでなく、剣道を通して生きる力や甲斐性を身につけてもらおうと行われました。
近本さんは「基本に忠実に練習すれば早く上達します。元気よく声を出してがんばりましょう」と、正座した子どもたちの前であいさつ。準備体操の後、参加者は竹刀を構えて歩幅を変えたりしてすり足や踏み込みなど「足さばき」を練習しました。
この後、防具をつけて竹刀の握り方と振り方、重心の取り方を練習。「素振りは頭を動かさず、体の軸がぶれないように、踏み込みだけを意識して振ってください」「重心の取り方は足を前後に開いたままジャンプできる姿勢が理想的です」などとポイントを説明。
続いて「面」「小手」などの決まり手や「小手・胴」などの連続技を学びました。参加者は講師のお手本の後、二人一組になって技の習得に励み、講師からは「声を出せ、ぼーっとしないで!」「打った後、竹刀は止めて。振り上げないぞ」「足の運びを素早く、しっかり踏み込んで」などと、きびしい声が飛び交っていました。
講習会は約3時間にわたって行われ、引き続き指導者や一般向けの稽古会も行われました。神岡剣道スポーツ少年団団長の大島颯馬さん(神岡小4)は「新しい発見がいくつもありました。少ない団員ですが、今日学んだことを皆でしっかり練習して強いチームにしたいです」と笑顔を見せていました。