2月22日(土曜日)神岡町市街地
飛騨神岡初金毘羅宵祭は、毎年2月に開催される雪国飛騨では珍しい冬の夜祭です。今年も、商売繁盛と家内安全を祈願し、金毘羅堂のある洞雲寺を目指して練り歩きました。
夕方の出発式は川西ポケットパークで行われ、神岡金毘羅当番会の登林匠平当番長は「雪の中の開催は金毘羅の醍醐味ではないかと思います。行列が終わるまで寒さに耐えていただき、温かいふるまい酒を楽しんでいただければと思います」とあいさつし、盛大な鏡開きが行われました。
行列では今年70周年を迎えた神岡江戸木遣り保存会と飛騨神岡手古舞を先頭に、地元事業者や有志団体、同級会など12社中が参加。それぞれ趣向を凝らした山車や神輿が列を成し、約1kmの道のりを練り歩いて洞雲寺へと向かいました。道中では、ふるまい酒や各社中によるパフォーマンス、お菓子などを配る「まきもの」が行われ、子どもから大人まで笑顔があふれていました。
また、昼間の催しとして洞雲寺でのだるま供養のほか、道路沿いに設置された特設リングでのプロレスや、飛騨の名物から北陸の海の恵みまで楽しめるバザーなども開催されました。さらに、同時開催イベントとして大坪酒造店による「酒蔵公開」も開催され、伝統に触れながらにぎやかな時間を過ごしました。