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歴史講座「岐阜県内の発掘庭園と江馬氏館跡庭園」を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年3月17日更新

3月2日(日曜日)船津座

江馬氏館跡を地域資源として利活用する事業の一環として、毎年、飛騨市教育委員会と飛騨神岡街づくり実行委員会が主催する歴史講座が開催されています。

今回は「岐阜県内の発掘庭園と江馬氏館跡庭園」をテーマに、岐阜市歴史博物館の井川祥子さんと福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の藤田若菜さんを講師に迎え、講演と対談が行われました。

井川さんは、庭園を認識する際には全体像や周囲の環境も考慮し、さまざまな情報に基づいて判断することを説明し、岐阜県内の岐阜城跡や大桑城跡などの発掘庭園とその役割を紹介しました。

飛騨市教育委員会学芸員の三好清超さんは、江馬氏館跡の発掘調査の手順を、当時の写真を交えて詳しく紹介し、調査で明らかになった庭園について説明しました。

藤田さんは、庭園史研究の観点から、全国に存在する当主館や山城に付随する庭園をはじめ、庭園が果たす教養や交流、もてなしといった多様な役割を紹介しました。

その後、飛騨市教育委員会学芸員の大下永さんが進行役を務め、4名による対談が行われました。「岐阜県・全国の発掘庭園から江馬氏館跡庭園について考える」というテーマで、受講者からの質問に答えたり、課題の庭園として評価できなかった遺構についてさまざまな視点から意見交換が行われました。

最後に、大下さんは「改めて江馬館の価値と重要性を再認識しました。今後、調査を新しいものにしていき、さらにその価値を更新していきたい」と締めくくりました。

当日の様子

対談の様子
対談の様子
対談の様子対談の様子

対談の様子

対談の様子

​​​​対談の様子

対談の様子

対談の様子​​