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「吉高薬草部」メンバーが薬草クッキーのワークショップを開催

印刷用ページを表示する掲載日:2025年3月10日更新

3月8日(土) 古川町公民館

さまざまな人々と協働しながら課題を解決する能力を育む吉城高校独自の学校設定教科「ESD」の一環で、飛騨市の薬草を若い世代にも普及させようと活動する「吉高薬草部」のメンバーが、今年度開発した「メナモミホワイトチョコクッキー」の作り方や美味しさを広く知ってもらう体験イベントを飛騨市と協働で開催しました。

メンバーは当初、薬草を使った料理を小中学校の給食で提供してもらうことを目指して取り組んできましたが、聞き取り調査の中でアレルギー対応などの問題から早期の実現は困難だと判断。まずは薬草を使った料理を家庭で試してもらおうと、レシピの開発と普及に取り組むことにしたそうです。

小中学生へのアンケート結果から、非常に有用な効能を有する一方で、あまり知られていないことが分かった「メナモミ」をテーマにレシピの開発に取り組んできました。苦味がとても強いメナモミを美味しく食べてもらえるように試行錯誤を重ね、メナモミを使ったコロッケとホワイトチョコクッキーの2種類のレシピを開発。小中学校や薬草体験施設「ひだ森のめぐみ」などで配布してきました。

今回は、このうち「メナモミホワイトチョコクッキー」を実際に作って味わってもらうワークショップを企画しました。市内の親子連れなど10人が参加し、メンバーである1、2年生5人が進行や調理指導などを務めました。

参加者は、クリーム状に練ったバターに砂糖やメナモミの粉末、薄力粉、細かく砕いたホワイトチョコなどを混ぜたりこねたりして、直径3センチ長さ10センチほどの棒状の塊を作りました。冷蔵庫で冷ました後、5~7ミリの厚さで輪切りにし、オーブンで焼いて完成させました。試食もあり、参加者は「草みたいな匂いがする」「意外と甘い」などと話しながら味わっていました。

神岡町から参加した小学5年生の座主奏さんは「薬草は、天ぷらにして食べたことはありますが、お菓子は初めて。メナモミも初めて食べました」「粉が多くてまとまりづらく、普通のクッキーを作るより難しかったです。味は、苦いかと思っていましたが、想像より甘かったです」などと感想を話していました。

メンバーの1人である2年生の砂原香萌さんは「メナモミが思った以上に苦かったのですが、メナモミの香りは残しつつ小中学生にも美味しく食べてもらえるレシピを作りたかったので、分量の調整に苦労しました」「初めてのワークショップでしたが、自分たちで作ったレシピを広められて嬉しいですし、皆さんが楽しそうに作っているのを対面で見ることができて良かったです。いろんな広め方について市職員の方に提案や協力をしていただけてありがたかった」などと話し、「給食に取り入れてもらえるよう、これからも安全性が確認されるレシピをいろいろ開発して提案していきたいです」などと意気込みを語りました。

当日の様子

ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

​​​​ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

​​ワークショップの様子​​