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有機農業推進に向け、オーガニックビレッジ宣言!

印刷用ページを表示する掲載日:2025年4月15日更新

3月22日(土曜日)市役所

市は豊かな自然環境を守り、持続可能な農業の発展のため「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。化学肥料や農薬を使わず、自然の恵みを生かす有機農業を地域ぐるみで推進しようというもので、県内で宣言したのは白川町に次いで2番目です。

この日は市内農家9軒でつくる飛騨市有機農業推進協議会、東海農政局、JAひだ、県と市の農業行政関係者を始め、地域住民など合わせて約80人が参加。

宣言では同協議会を始め、環境保全型農業に取り組む生産者や関係機関と連携し、多様な担い手の確保・育成、栽培技術の向上、省力化に向けた取り組み、市内保育園・小中学校での有機農産物の活用といった今後の取り組みを紹介した後「自然と調和した持続可能な農業の実現と、地域活性化を推進するため、ここに『オーガニックビレッジ』を宣言します」という誓いの言葉で締めくくりました。

宣言に先立ち、都竹市長は環境負荷の低減などに効果がある有機農業について「飛騨市の大地、空気、水といった魅力を取り込んだ、飛騨市の大自然を感じていただける価値ある取り組みです。慣行農業との両立を図りながら推進したい」とあいさつ。

引き続き、生産者を代表して有機農業推進協議会の雲英顕一会長が「すべての生き物が自然と共生する豊かな社会を実現し、未来につなぐため、皆さまの輪が一層広がることを祈念します」とあいさつされました。

この後、東海農政局局長で「みどりの食料システム戦略」担当審議官も務められた秋葉一彦さんが「みどりの食料システム戦略と有機農業の未来」と題して講演。秋葉局長は「農業を地球規模で考えた場合、もはや有機農業に収束するしかありません」と農林業が抱える温室効果ガスや化学肥料に関する問題点、またSDGsにも採用されている地球環境の許容限度を示す概念“プラネタリー・バウンダリー”などについて述べられました。
また、有機農業推進協議会による「令和6年度活動報告会」も開催され、メンバー6人が次の内容について話されました。

石橋自然農園(石橋智)「飛騨の里山から未来を拓く~有機農業で地域を創生する人材育成」、長九郎農園(松永宗憲)「限界集落の救世主!?ヤギと歩む新たな農地管理のカタチ」、ソヤ畦畑農園(森本悠己)「受け継がれてきた種、未来へ生かす~飛騨市伝統品種の栽培履歴」、井関農園(井関貴文)「飛騨の有機野菜、首都圏へ!!シェフと農家を結ぶ新たな販路開拓」、サノライス(佐野朋之)「知る・食べる・広げる! 飛騨市発、有機農業と有機米給食による食育の推進」

会場の一角ではメンバーが生産した有機農産物で調理されたパウンドケーキや甘酒、トマトジュース、米(農林22号)などの試食会も行われました。

当日の様子

有機農業推進に向け、オーガニックビレッジ宣言!
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