3月28日(金曜日)古川町公民館
古川町に建設される4年制私立大学Co-Innovation University(仮称)(以下、略称:CoIU)の開学(2026年4月予定)をめざすCoIU設立基金(井上博成代表理事)は、同大学での学びを高校生に体験してもらおうと、昨年夏の「共創サマチャレ」から始まった学びの成果報告会を開催しました。
CoIUは“地域と共に未来を創る大学”として、理論と対話、実践を通じて価値化されていない地域資本を見つけて付加価値をつけたり、アップデートされ続ける知識を学び、探究します。
「共創サマチャレ」には全国から高校生43人が古川町に集結し、2泊3日の合宿を通じてさまざまなプログラムに挑戦しました。この日は町内の井之廣製菓舗とみつわ農園でのブランディングプロジェクトに臨んだ2チームと、飛騨市ファンクラブの活性化策を考え、アイデアを出し合った1チームが参加して成果を発表し、教員候補の方々からフィードバックをいただきました。
この内、煎餅(せんべい)の井之廣製菓舗チームはがんばっているクラスメートらに贈る「ほめ煎」を考案。これは絵文字やほめ言葉があしらわれた煎餅で、声を掛けづらい人に手渡すために考えたそうです。メンバーは「自分に何ができるかを考える、良い機会になりました」などと感想を話しました。
また、報告会に参加した同店関係者は「煎餅がコミュニケーションツールになるという付加価値には気が付きませんでした。商品の幅が広がるとても良いアイデアだと思います」と評価しました。
このほか各チームのメンバーからは「アイデアを磨くという新鮮な体験に出会えた」「アイデアを出すむずかしさ、企業の努力がよくわかった」「まちづくりについて考える作業が楽しく、ふるさとの魅力を知る大切さがわかった」「自分たちの考えた企画に人が集まってくれて、とてもうれしかった」といった声が寄せられました。