4月6日(日曜日)古川町内
古川に春を告げる「瀬戸川の鯉の引っ越し」が行われました。瀬戸川は冬の間、近隣住民が流雪溝として利用するため、鯉は増島城址の堀(天神池)に引っ越しますが、毎年4月には市内外のボランティアや飛騨市観光協会の職員らの手で川に戻されます。
この日は、「ヒダスケ!」や古川中の生徒でつくるマイプロチームなどボランティア、飛騨市観光協会と市の職員ら約40名が天神池を訪れ、腰まである胴長を履いてさっそく池の中へ入り、横一列になり、帯状の長い網を使って鯉を池の隅に追い込んだ後、ピチピチと跳ねるコイを捕まえ、軽トラックで瀬戸川へ輸送しました。
鯉の引っ越しを見るために瀬戸川に集まった観光客らは、川を悠々と泳ぐ白や黒、朱色のコイを優しく見つめました。
県外から「ヒダスケ!」を利用して鯉の引っ越し作業に参加した参加者は「飛騨古川でしかできない貴重な体験ができました。地元の中学生と交流しながら楽しく作業できてよかったです」と話しました。