7月9日(水曜日) 市役所
高山市国府町で電子部品の製造などを手がけている(株)エレクスから、企業版ふるさと納税の仕組みを活用して「飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクト」事業に対し100万円という多額のご寄附をいただいたことを受け、飛騨市は同社に感謝状を贈りました。
このプロジェクトは、自然豊かな市内に自生する245種類の有用植物等を「薬草」という地域資源として利活用し、市民の健康づくりと地域の活性化に役立てようと、さまざまな取り組みを行うものです。これまでに薬草を暮らしに取り入れる講座やイベントの開催、薬草苗の配布、森林整備、福祉と連携しての薬草商品の開発、書籍の発刊など幅広い分野で取り組んできました。今回は、飛騨市からの働きかけに快く応じていただき、寄附が実現したところです。
感謝状贈呈式には、同社の金子高一郎代表取締役社長や都竹市長らが出席。都竹市長から金子社長に感謝状を手渡しました。
都竹市長は謝辞を述べ、「飛騨市の薬草事業は、官民連携で取り組みが進んできていることが一番大きな特徴。また、身近な資源を再発見するという地方創生の観点からも意義あることと自負しています」「取り組みを長く続けるための財源に苦労しており、こうして目的を理解いただき、企業版ふるさと納税として寄附いただけるというのは大変ありがたいです。大事に使わせていただき、さらに事業を拡大させたい」などとあいさつしました。
金子社長は「当社は飛騨市と強く結びつきがあり、多くの飛騨市の皆さんが在職されていますし、昔は古川町にサテライトオフィスがあったこともあり、ご縁を感じています。今回は薬草ビレッジ構想に賛同して寄附をさせていただき、感謝状もいただいて大変名誉なこと。健康寿命が話題になり、医療費が高騰する中、薬草を健康に生かすというのは非常に大切なことと思います。できる限り長くご協力させていただきたい」と思いを語りました。