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電気柵設置研修会が開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年10月20日更新

9月29日(月曜日) 市役所西庁舎3階大会議室

獣害に困っている方を対象に電気柵設置研修が開催されました。

市の林業振興課には「電気柵を設置したのに、農地に動物が入ってきて困っている」という相談が寄せられることがあります。相談内容について、飛騨市鳥獣被害対策サポートセンターの原田大輔さんから「電気柵を正しく設置できておらず、効果が薄れているかもしれない。皆さんと情報を共有するために、勉強する機会を設けられないか」と提案があり、今回の研修が実現し、翌日には神岡コミュニティセンターでも開催されました。

獣害対策には三つの手法があり、効果を発揮するには順番が大切で間違えると上手くいかないとのこと。まずは、餌となる果樹など放置しない、鳥獣を近寄らせないため見通しを良くし雑草を刈り取るなど『環境整備』。続いて、今回の研修会で学ぶ電子柵などによる『被害防除』。最終手段が『個体捕獲』。

参加者の方は「イノシシ対策で電気柵を10年設置しているが、最近畑に入られるようになった」、「イノシシが田に入ってくるようになった。クマにビニールハウスを破られている。今後の対策を考えるため電気柵について知りたい」など研修参加の理由も、対象となる動物もさまざまです。

当研修では、「動物は朝夕にも侵入してくるので、電気柵を夜のみ起動していては効果が薄まる」ことや「電気ショックを与えてこその電気柵で、電気が通っていないことを体験すると電気が通っている柵も動物は怖がらなくなる」といった設置方法や動物ごとの電気柵による設置対策について説明がありました。

その他にも、電気柵を家庭用コンセントからつなぐことは電気事業法違反となること、電気柵設置の際に注意や危険看板の設置を怠った場合には法的責任を負う可能性があるなど取扱いについての注意などもありました。

参加者の方は「クマ対策として研修でも話のあった柵を設置しているが被害がある。草が伸びて電圧が弱くなっているかもしれない。今回の研修を受けて草を刈ったり、環境整備も見直していきたい」と研修を受けて感想を話されました。

鳥獣被害でお悩みの方は、飛騨市鳥獣被害対策サポートセンターへご相談ください。鳥獣被害に関するさまざまな相談に対応しています。

当日の様子

電気柵設置研修会が開催されました
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