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クマ出没を想定し、市と警察、猟友会が初の合同訓練

印刷用ページを表示する掲載日:2024年10月18日更新

10月7日(月曜日) 千代の松原公民館

クマの出没が増える時季を迎えました。昨年10月、神岡小学校近くで高齢男性が襲われ大けがを負いましたが、飛騨市と飛騨警察署、飛騨猟友会はこの事故を踏まえ、市街地での出没に備え、今回初めて合同訓練を実施しました。

この日は市林業振興課と飛騨署、飛騨猟友会古川支部、県などから約20人が参加。千代の松原公民館にクマが出没し、館内に入り込み、負傷者が出たという想定で行われました。

合同訓練はクマの「捜索」「追い払い」「捕獲」といった発見から事態収束までの一連の流れをシミュレーションして行われ、避難させる住民の範囲や交通規制、銃刀法など関係法令についても確認しました。

現場では負傷者を救護した後、警察官が周辺を捜索。ロケット花火を使ってクマを追い払ったり、駆け付けた猟友会のメンバーが模擬鉄砲を発砲して捕獲するなど本番さながらに行われました。

また、メンバーは「発砲する時は山などバックストップの有無を確かめたり、できるだけ高い所から下方に向けて撃ち、周囲の安全に気を付ける」「人を傷つけたクマは興奮しているので罠に導くのは難しい。銃を使う場合は散弾銃で一発で捕殺する」など、撃ち方や人の配置などについても話し合いました。

終了後、飛騨署の伊藤泰爾生活安全課長は「県内では今年3件の人身事故が発生しています。クマの出没は関係機関の連携が不可欠です。情報共有や意見交換は十分に行ってほしい。今後も定期的に訓練を行い、それぞれの役割を把握したり、練度を高め、対応能力の強化を図りたい」とあいさつしました。

当日の様子

合同訓練の様子
合同訓練の様子
合同訓練の様子
合同訓練の様子
合同訓練の様子
合同訓練の様子合同訓練の様子​​