2020年に実施した、傘松城跡(神岡町吉田ほか)の発掘調査の結果を動画にまとめました。主郭の周囲に巡る横堀、高さ10mほどの堀切、土塁の盛り土の実態などの様相が明らかとなりました。
傘松城跡は、下館跡の西正面に見える観音山山頂に築かれた山城です。 尾根には10mに及ぶ大規模な堀切や切岸、主郭周囲には横堀や虎口といった城郭遺構を幾重にも巡らせ、領地外からの侵入に備えています。このような遺構の状況から、江馬氏が滅びる天正年間ごろまで使用されていたと推定されます。
傘松城跡の発掘調査<外部リンク>