飛騨地方は、伝わる文献史料の少なさから、中世の歴史が必ずしも詳細に明らかにされてきませんでした。しかし近年、地域の複数の自治体で考古学的な調査、城郭調査が進められ、16世紀の様相が明らかとなってきました。
本研究集会では、飛騨北部、現在の飛騨市・高山市の領域に所在したいくつかの城郭と城下(町)に焦点をあて、中世後期から近世への地域社会の移行の諸相を明らかにする目的で開催します。具体的には、飛騨市域における江馬氏、姉小路諸氏ならびに三木氏の拠点について明らかにするとともに、豊臣政権の武将として飛騨国に侵攻してきた金森氏による城郭・城下町経営についてあつかいます。
1617会は、中世・近世の移行期にあたる16世紀~17世紀初頭の都市の歴史を検討対象とし、文献史学、考古学、建築史、歴史地理学など、多様な分野からの学際的研究を目的に、2000年以降、関西を中心に継続的な活動を行う研究会です。今回、飛騨地域でその例会が開催されることとなりました。
研究集会はどなたでも参加いただけます。飛騨の歴史に興味がある方、是非ご参加ください。
日時:7月5日(日曜日)
会場:飛騨市役所 西庁舎3階 大会議室(飛騨市古川町本町2-22)
申込:不要
参加費:資料代(数百円程度)
【事例報告】
9時00分~9時50分:報告1
大下永氏(飛騨市教育委員会)「文献史料と地理的変遷からみる飛騨地域の16・17世紀」
9時50分~10時40分:報告2
三好清超氏(飛騨市教育委員会)「姉小路氏城跡・江馬氏城館跡の発掘調査と飛騨の中世遺跡の変遷」
(休憩)
10時50分~11時40分:報告3
押井正行氏(高山市教育委員会)「松倉城跡の発掘調査成果」
11時40分~12時00分:(コメント)内堀信雄氏(岐阜市教育委員会)
(昼休憩)
【討論】
13時00分~15時30分:「飛騨地域の16・17世紀」
(パネラー:大下氏、三好氏、押井氏、司会:大阪公立大学大学院教授 仁木宏氏)
1617会、飛騨市教育委員会
