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市民カレッジ・シニア学部講座「楽しく美味しく減塩講座」が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年11月11日更新

​11月10日(木曜日)古川町公民館
 

「はじめよう!まめでとくする減塩生活」をキャッチコピーに、60歳以上を対象とする市民カレッジ・シニア学部の講座「楽しく美味しく減塩講座」が開かれました。

飛騨市は近年、国民健康保険の特定健診受診率が全国1位という成績ですが、一方で高血圧者の割合が県下でも高く、塩分を全国基準より多く摂りすぎていることが課題となっています。このことから市では平成29年度から積極的に「減塩」の普及啓発に取り組んでいます。

その一環として、高齢期の方々に減塩を楽しく、美味しく、生活に取り入れてもらおうと今回の講座を企画し、市民19人が参加しました。

日本高血圧学会減塩・栄養委員会アドバイザーの野村善博さんがリモートで講師を務め、高血圧の仕組みを解説。その後「塩は油に溶けないということを覚えてください」と減塩のポイントを説明し、「例えば同じ和風ドレッシングでも、ノンオイルのものより、オイルが入ったものの方が塩分が低い」、「単に塩分を減らすと薄味で美味しくないので、肉など油成分の食材を入れると美味しく減塩できる」など、家庭でも簡単にできる取り組みを紹介しました。

また減塩商品が多く出回っていることから「商品選びに迷ったら、厳しく審査している日本高血圧学会認証JSH減塩食品を選んでください」、「通常商品と減塩商品で価格が同じものは、内容量が若干異なる」など商品の見方や選び方も助言していました。

参加者の一人は「普段から市販の減塩の味噌汁を食べているが、これから段々と減塩していきたい」と感想を述べ、野村さんは「赤だしの味噌汁より豚汁の方が油があるため減塩できる。赤だしには油揚げなどを入れると減塩できる。味噌を減らすと風味が落ちるため、減塩味噌に変えると良い」と助言してしました。

講座の終わりには、市民保健課管理栄養士の松原美由紀さんが「家庭では減塩醤油と普段の醬油を1対1で混ぜて調理する“こっそり減塩”がおすすめ。急に100%減塩商品に変えると、普段の味と違うため家族が受け入れにくいことがある。徐々に減塩に慣れさせて」などアドバイスし、各家庭での減塩の実践に繋げるため、古川町の総菜店「おかずや山本」による減塩の試食料理や、市内減塩協力店で購入できる減塩調味料、野村さんからの減塩試供品のプレゼントなどもありました。

なお、本講座は12月8日(木曜日)に神岡町公民館でも開催されます。

飛騨市民カレッジはアカデミック講座、公民館講座、自主講座、シニア学部の4種の講座があり、参加して大学風に単位や学位を取得しながら、誰もが楽しく学べる生涯学習の事業です。シニア学部は従来の高齢者学級をリニューアルしたもので、神岡、古川、宮川、河合各校で「福祉」「健康づくり」「ライフ」などのさまざまなカテゴリーで講座を開設しています。

市民カレッジ

 

減塩講座の様子(1)

減塩講座の様子(1)

 

減塩講座の様子(2)

減塩講座の様子(2)

 

減塩講座の様子(3)

減塩講座の様子(3)

 

減塩講座の様子(4)

減塩講座の様子(4)

 

減塩講座の様子(5)

減塩講座の様子(5)

 

減塩講座の様子(6)

減塩講座の様子(6)

 

減塩講座の様子(7)

減塩講座の様子(7)

 

減塩講座の様子(8)

減塩講座の様子(8)

 

減塩講座の様子(9)

減塩講座の様子(9)

 

減塩講座の様子(10)

減塩講座の様子(10)