殿坂口遺跡は、飛騨市神岡町殿に所在する遺跡です。
江馬氏下館や高原諏訪城跡の近くに立地しており、伝承や地表面観察から、当遺跡には山寺が存在したと考えられています。
平成13年に初めて現地調査を行いましたが、地下に残る人々の痕跡を調べる発掘調査を行ったのは令和6年が初めてです。
この度、その調査成果を報告する発掘調査報告書を刊行しました。
書籍の販売はしていませんが、飛騨市図書館<外部リンク>で閲覧することができます。
また、発掘調査報告書は、インターネットで閲覧可能です。
調査報告書は奈良文化財研究所が運営する「全国文化財総覧」にて全文公開しています。
全国文化財総覧(該当ページ)<外部リンク>または、殿坂口遺跡 報告書 [PDFファイル] ※PDF形式で全文ダウンロード可
殿坂口遺跡の調査成果を紹介するパネル展が、高原郷土館内 神岡城1階で開催中です。
令和6年の発掘調査の成果だけでなく、これまでに行った文献や歴史地理調査についても紹介しています。
この機会にぜひお越しください。
パネル展に関する詳細な情報は、神岡城で「幻の山寺、殿坂口遺跡」パネル展のページをご覧ください。